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2026年4月「こと座流星群」の極大時間や観測条件を詳しく解説!観測条件は良好?突発出現の可能性もあり?

流星群

夜空に輝く流れ星は、見つけるたびに心が躍るもの。

そんな天体ショーを楽しめるのが、毎年4月下旬に観測できること座流星群(英語名:ライリッズ/Lyrids)です。

2026年のこと座流星群は、4月16日〜25日頃に活動します。

いちばん流星が多くなるタイミング(極大)は、4月23日5時頃(日本時間)と予想されています。

ただし、日本ではこの時間帯は空が明るくなり始めるため、実際に観測するなら未明(目安:3時頃〜薄明前)がねらい目です。

月明かりの影響も少なめと見込まれているので、空の暗い場所を選べば、流星を見つけやすい条件になりそうです。

こと座流星群は年によって出現数に差があり、過去には突発的に活発化した例も知られています。

出現数の目安は、暗い場所で見ごろの時間帯なら1時間に10個前後(条件が良いともう少し)

無理のない範囲で、春の夜空を楽しんでみてください。

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2026年「こと座流星群」の観測日時とピーク時間

2026年のこと座流星群は、4月16日から4月25日頃にかけて活動します。活動期間中であれば、極大の前後の夜でも流星を観測することは可能です。

天文学的に流星数が最も多くなる「極大(計算上の最大)」は、4月23日5時頃(日本時間)と予測されています。

ただし、日本ではこの時間帯は空が明るくなり始めるため、実際の観測では極大の少し前の未明が最も見やすい時間帯になります。具体的には、4月23日未明(目安:3時頃〜薄明前)が、観測ピーク(見ごろ帯)です。

この時間帯は、放射点が十分に高く昇り、月明かりの影響も少なめと見込まれているため、条件が整えば比較的多くの流星を見つけられる可能性があります。

【2026年「こと座流星群」観測データ一覧】

項目 内容
活動期間 2026年4月16日 ~ 4月25日頃
極大(計算上の最大) 2026年4月23日 5時頃(日本時間)
観測ピーク(見ごろ帯) 2026年4月23日 未明(目安:3時頃~薄明前)
月齢 月齢5前後(条件は比較的良い)
放射点の位置 「こと座」(夜半から明け方にかけて東の空から高く昇る)
おすすめ時間帯 2026年4月23日 0:00 ~ 夜明け前(特に未明の時間帯)
1時間あたりの流星の数 目安:10個前後(暗い空・見ごろの時間帯)
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2026年「こと座流星群」の観測条件とポイント

2026年のこと座流星群は、観測条件が比較的良い流星群といえます。

大出現が毎年期待できるタイプではありませんが、条件が整えば春の夜空で流れ星を楽しむことができます。

月明かりの影響

2026年の極大前後は、月齢5前後と月が細く、月明かりの影響は少なめと見込まれています。

特に観測ピークとなる未明(3時頃〜薄明前)は、月の影響を受けにくい時間帯のため、暗い空を確保できれば流星を見つけやすくなります。

放射点の位置と見える方角

こと座流星群の放射点は、「こと座」にあります。こと座は北天の星座で、1等星のベガが目印です。

4月下旬の未明には、こと座は東の空から高く昇り始め、時間が進むにつれて高度を上げていきます。放射点が高くなるほど、地平線に遮られにくくなり、観測できる流星の数も増える傾向があります。

ただし、流星は放射点の方向だけに現れるわけではありません。空の暗い方向を中心に、夜空全体を広く見渡すことが大切です。

こと座流星群の観測を成功させるコツ

こと座流星群をできるだけ多く、そして快適に楽しむためには、いくつか押さえておきたいポイントがあります。特別な機材がなくても、少しの工夫で観測の成功率は大きく変わります。

目を暗闇に慣らす

観測を始める前に、10〜15分ほど暗い環境で目を慣らすことが大切です。スマートフォンや懐中電灯の強い光を見ると、暗さに慣れた目がリセットされてしまいます。観測中はできるだけ光を避けましょう。

広い視界を確保する

流星は一瞬で消えてしまうため、空全体を見渡せる姿勢が理想です。立ったままよりも、レジャーシートやリクライニングチェアを使って、楽な姿勢で空を眺めると見逃しにくくなります。

観測する方向を工夫する

放射点のあること座の方向にこだわりすぎる必要はありません。月や街明かりが視界に入らない暗い方向を選び、夜空を広く眺めるのがおすすめです。

天候と安全にも注意

雲が多い夜は流星を見つけにくくなります。天気予報を事前に確認し、無理のない範囲で観測しましょう。また、夜間の屋外観測では、足元の安全や周囲の環境にも十分注意してください。

これらのポイントを意識することで、こと座流星群の観測がより楽しく、思い出深いものになります。

こと座とベガの豆知識

こと座流星群の放射点となる「こと座」は、北天に位置する星座で、季節を問わず観測できるのが特徴です。その中でも、ひときわ明るく輝く1等星がベガです。

ベガは、夏の大三角形を形づくる代表的な恒星のひとつとして知られています。

夏の夜空では夕方から高く昇りますが、4月の場合は見え方が大きく異なり、深夜から明け方にかけて東の空に姿を現します。

4月下旬の未明(3時頃〜薄明前)には、こと座は東の空で高度を上げつつあり、放射点としては観測に適した位置になります。

放射点が高くなるほど、流星が地平線に遮られにくくなり、観測できる数が増える傾向があります。

なお、流星は「こと座」や「ベガの近く」から放射状に飛び出すように見えますが、実際には夜空のどこにでも現れます。放射点は、流星の飛び出し方向を示す目安として考えるとよいでしょう。

こと座やベガの位置をあらかじめ把握しておくことで、夜空の方向感覚がつかみやすくなり、流星観測がより楽しみやすくなります。

こと座流星群の過去の突発出現

こと座流星群は、通常は中規模の流星群ですが、過去には突発的に非常に活発な活動が観測された例があります。こうした大出現は毎年起こるわけではありませんが、この流星群が注目され続けている理由のひとつです。

とくに有名な記録として、次のような例があります。

  • 1803年(アメリカ)
    わずか15分間に約167個の流星が観測されたと記録されています。この活動を1時間あたりに換算すると、理論的出現数(ZHR)は数百個規模に達したと考えられています。
  • 1945年(日本)
    条件の良い状況下で、1時間に100個以上の流星が観測されたという報告があります。日本での観測記録として、よく知られている事例です。
  • 1982年(北アメリカ)
    この年も突発的に活動が活発化し、通常より多くの流星が確認されました。

このような突発出現は、ごく短時間で終わることが多く、事前に正確な予測をするのは困難です。そのため、もし観測できた場合は非常に幸運です。

2026年に同様の大出現が起こると断定することはできませんが、極大前後の時間帯に空を見上げておくことで、思いがけない流星に出会える可能性はあります。

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「こと座流星群」とは?

こと座流星群は、毎年4月中旬から下旬にかけて活動する流星群です。

この流星群は、かつて「こと座κ(カッパ)流星群」と呼ばれていましたが、2009年に国際天文学連合(IAU)によって正式に「4月こと座流星群」と名称が確定されました。

4月こと座流星群の母彗星はサッチャー彗星(P/1861G1)で、公転周期はなんと415年。これは流星群の母彗星としては最も長い周期の一つです。次に地球へ接近するのは2283年と予測されています。

また、この流星群は観測記録が非常に古く、2000年以上前の中国で初めて記録されました。紀元前687年や紀元前15年に活発な活動があったことも歴史に残されており、流星群の中でも特に長い歴史を持つ流星群の一つです。

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まとめ:こと座流星群2026を楽しむために

2026年の4月こと座流星群は、比較的観測しやすい条件が期待できる流星群です。活動期間は4月16日から25日頃まで続き、極大は4月23日5時頃(日本時間)と予想されています。

ただし、日本ではこの時間帯は空が明るくなり始めるため、実際の観測では、極大の少し前にあたる未明(目安:3時頃〜薄明前)が見ごろとなります。月明かりの影響も少なめと見込まれており、空の暗い場所を選べば、春の夜空で流れ星を楽しめる可能性があります。

観測を成功させるためのポイントは次のとおりです。

  • おすすめの観測時間:4月23日 未明(3時頃〜薄明前)
  • 観測場所:街明かりの少ない場所(郊外・山間部・公園など)
  • 防寒対策:4月下旬でも夜は冷え込むため、上着やホットドリンクを用意
  • 観測のコツ:目を暗闇に慣らし、夜空全体を広く見渡す

こと座流星群は、年によって出現数にばらつきがあり、過去には突発的に活動が活発化した例もあります。2026年に同様の現象が起こるとは限りませんが、極大前後の時間帯に空を見上げておくことで、思いがけない流星に出会えるかもしれません。

天候や安全に注意しながら、ぜひ春の夜空をゆっくり見上げてみてください。

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