2026年の「やぎ座α流星群」は、正直いって条件はきびしめです。
極大は7月30〜31日の夜(日本では7月31日ごろ)ですが、この夜は月が98%前後とほぼ満月。
月明かりで暗い流星は見えにくくなります。

でも、この流星群の主役は「数」ではなく火球。明るい流れ星なら、月が明るくても目に入ることがあります。
びっくりですよね!活動期間も7/3〜8/15と長いので、短時間の観測でもチャンスはあります。
では次に、活動期間・極大・月齢・おすすめ時間帯を、一覧表でサクッと整理します。
やぎ座α流星群(2026年)観測データ一覧
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 流星群名 | やぎ座α流星群(Alpha Capricornids) |
| 活動期間 | 7/3〜8/15 |
| 極大(ピーク) | 7/30夜〜7/31夜(7/31ごろ) |
| 月齢・月の条件 | 月齢16前後(ほぼ満月級) → 月明かりが強く、暗い流星は見えにくい |
| 条件評価 | 悪(月明かりの影響が大きい年) |
| 1時間あたりの目安 | 多くはない(ZHR 5程度が目安)※「数で楽しむ」流星群ではない |
| 特徴 | 火球(とても明るい流星)が出やすい小流星群/流星は比較的ゆっくりめ |
| 放射点(見える方向の目安) | やぎ座付近(南寄りの空) |
| おすすめ時間帯 | 深夜〜明け方(放射点が上がり、流星が出やすくなる) |

2026年のやぎ座α流星群は、極大の夜がほぼ満月に重なり「見にくい(条件:悪)」です。
月明かりで暗い流星がかき消されやすく、見える数がガクッと減りやすい年になります。
次は、やぎ座α流星群の推しポイントである“火球”を、短く分かりやすく整理します。
やぎ座α流星群ってどんな流星群?主役は「火球」!


やぎ座α流星群は、ざっくり言うと数は少なめ。
でも、「ときどき派手なのが来るタイプ」の流星群です。
特徴は3つだけ覚えればOK
- 小流星群(数は多くない)
目で見る観測だと、1時間あたりは通常3個くらい。 多い時でも5個を超える程度が目安です。 - ゆっくり流れる(対地速度が遅い)
対地速度は約23km/sと遅めで、「スーッ」と流れるように見えやすいのが特徴です。 - 火球が出やすい(ここが推しポイント)
途中で何度も“爆発”するような火球が観測されることがあります。
ちなみに「火球」は、国立天文台の解説でも“特に明るい流星”を指します(目安としてマイナス等級クラス)。
母天体(流星のもと)は、実は「確定」と言い切れない
- 母天体は未特定で、候補が挙げられている段階とされています。
- 一方で研究論文では、169P/NEATを親天体とする数値シミュレーション結果が紹介されており、有力候補として扱われています。

このへん、ちょっとややこしいですよね。
なので、観測する人に必要な結論として、 「火球が出やすい流星群」として押さえておけば十分です。
ついでに:同時期の流星群と混ざりやすい
7月末は「みずがめ座δ(デルタ)流星群」と活動時期が重なります。
電波観測では区別が難しい、とも言われています(目で見る場合は“速さの違い”がヒント)。
次は、「いつ見るのが一番いい?」(おすすめ日・おすすめ時間帯)を、短く整理します。
いつ見る?おすすめ日とおすすめ時間帯


やぎ座α流星群は「活動期間が長い」流星群です。
でも、狙うならやっぱり極大の前後がいちばん効率的です。
2026年のおすすめ日(まずはここ!)
- 最優先:7/30夜〜7/31明け方(極大付近の本命)
- 次点:7/31夜〜8/1明け方(ピーク直後の残り香を狙う)
- 予備:7/29夜〜7/30明け方(ピーク直前の肩慣らし)
この流星群は、ピークが「ここだけで終わり!」というより、前後もゆるく続くタイプです。

短時間しか見られない人は、前後の日も候補に入れると安心です。
おすすめ時間帯(日本で見るなら)
- 深夜〜明け方(0時以降〜明け方)が基本
- 放射点(やぎ座付近)が少しずつ高くなり、流星が出やすくなります

「じゃあ何時ごろが一番いいの?」って思いますよね。
ざっくりでOKなら、“いちばん眠い時間帯”がいちばん強いです。
ひとこと注意:同時期の別流星群と重なりやすい
7月末〜8月上旬は、みずがめ座δ(デルタ)流星群も活動しています。
見た流星がどっちか分からなくなることもありますが、気にしすぎなくて大丈夫。
まずは火球っぽい明るい流星を狙いましょう。

次は、いちばん質問が多いところ。
「どの方向を見ればいい?」(放射点と、実際の見方)に進みます。
どの方向を見ればいい?(放射点と、実際の見方)
結論から言うと、やぎ座α流星群の放射点(流星が飛び出してくる中心)は、やぎ座付近(南寄りの空)です。

極大時の放射点は赤経307°/赤緯-10°あたり。だいたい「やぎ座のあたり」と思ってOKです。
日本での見え方:南側が開けた場所が有利
放射点は南寄りに出るので、北半球の日本では高く上がりにくいことがあります。
そのため、南側がひらけた場所(建物や山で南がふさがれない所)を選ぶと安心です。
おすすめの時間帯:深夜〜明け方(特に1時ごろ〜)
放射点は、夜が深くなるほど高くなりやすいです。
観測のピークを狙うなら、深夜1時ごろ〜明け方を軸にすると効率的です。
「放射点を見つめる」でOK?→ 実は「少しズラす」のがコツ
- 放射点そのものをガン見するより、放射点から少し離れた空を広めに見たほうが見つけやすいです。
(放射点の近くだと、流星の軌跡が短く見えやすいからです) - 目安としては、放射点から30°くらい離れたあたりを見ると良い、と紹介されることもあります。
まとめ(2026年 やぎ座α流星群)
- 2026年のやぎ座α流星群は、極大が7/30夜〜7/31明け方(7/31ごろ)。
- ただしこの夜はほぼ満月(条件:悪)で、暗い流星はかなり見えにくいです。
- だからこそ狙いは「数」ではなく、火球(明るい流れ星)。出たらラッキー!という楽しみ方が向いています。
- 観測は深夜〜明け方が有利。放射点は南寄り(やぎ座付近)なので、南側が開けた場所だと安心です。

月が明るい年でも、夜空を見上げていると「おっ!」という一発に出会えるのが、この流星群の面白さ。
短時間でもいいので、極大前後の夜にふと空を見上げてみてくださいね。


月齢16前後(ほぼ満月級)
