記事内に広告が含まれています。

なぜライオンのメスが狩りをするの?オスとの役割のひみつを探ろう!

生物

「百獣の王」ともいわれるライオン。強くてかっこいい“オスライオン”が獲物をしとめている――そんなイメージ、ありませんか?

実は、狩りをするのはメスライオン

えっ?どうして?オスのほうが強そうなのに…

ちょっと不思議ですよね。

じつは、そこにはライオンだけの“チームワーク”の秘密があるんです。

オスとメスの体のちがいや群れのしくみ、そして自然のルールを知れば、「なるほど!」ときっと思えるはず。

この記事では、そんなライオンの意外な生態をやさしく解説していきます!

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

\人気の商品が日替わりで登場/
Amazonタイムセール実施中[PR]

ライオンは“群れ”で生きるネコ科唯一の動物

ライオンは、ネコの仲間(ネコ科)の中で唯一、群れで生活する動物です。

へぇ~!トラやチーターもネコっぽいのに、どうして群れを作らないの?

トラやチーターなど他のネコ科動物は、基本的に単独行動。ひとりで獲物を探し、ひとりで食べて、子育ても母親だけで行います。

でもライオンだけはちがいます。家族を中心とした「群れ(プライド)」を作ってくらしているんです。

この群れは、母ライオン・姉妹・娘などのメスたちが中心。さらに数頭のオスがそこに加わることもありますが、オスは数年ごとに入れ替わることが多いです。

群れで生きるメリットって?

  • 1頭で暮らすよりも、協力して子育てや狩りができるという大きなメリットがあります。
  • 特にアフリカの広いサバンナでは、群れで行動することで、強力なハンター集団になるのです。

「みんなで助け合うチーム」というライオンの特徴は、このあと紹介する「狩りのスタイル」や「役割分担」にも深く関係しています。

スポンサーリンク

メスが狩りをする理由「体のつくりとチームワーク」

ライオンの「狩り」は、群れの中のメスたちの大切な仕事です。

オスの方が大きくて強いのに、どうして狩りをしないの?

実は、この“役割分担”こそが、ライオンの群れがうまくやっていくための秘けつなんです。

オスは目立ちすぎる⁉

ライオンのオスは、体が大きくて、黒くて立派な「たてがみ」があります。
「立派なたてがみ」はかっこいいけれど、サバンナの草の中ではとても目立ってしまうんです。

広い草原では、気配や姿がちょっとでも見えると、すぐに獲物にバレて逃げられてしまいます。

一方で、メスは体が少し小さくて、色も地味。
草の中にかくれて近づくのにぴったりの体つきをしています。

チームワークで協力するメスたち

メスライオンたちは、姉妹や親子、親せきどうしで構成される「なかよしグループ」です。
このグループで協力しながら、

  • 待ち伏せする役
  • 獲物を追いこむ役

など、うまく分担して狩りを行います。

だからこそ、高いチームワークが必要なんです。

そこにオスが急に加わってしまうと、「今動いちゃダメ!」「ああ、タイミングずれた…!」
となってしまうかもしれません。

スポンサーリンク

オスが“何もしない”わけじゃない!大切な守り役

ライオンのオスって、いつも寝てばかりじゃない?狩りをしないなんて、ちょっとズルい…

そう思ってしまうのも無理はありません。でも、それは“表からは見えにくい役割”を担っているからなんです。

群れの「ボディーガード」

オスライオンの一番の仕事は、ずばり群れを守ること

たてがみは“飾り”ではなく、実は首まわりをケガから守るための鎧(よろい)のような役割もあるんです。

とくにオスが活躍するのは――

  • ハイエナや他のライオンが近づいてきたとき
  • 赤ちゃんライオンが危険にさらされたとき

このようなとき、オスは大きな体と力で戦い、群れを外敵から守ります

「狩りより戦いの方が得意」それがオスライオンなのです。

オスもときどき狩りをすることもある

実はオスが狩りをすることもあります。

たとえば、メスとはぐれてしまったときや、ひとりで生活している「若いオスライオン」などは、自分で狩りをして生きています。

ただし、群れの中では「守り役」がメイン。“見えないところで支える”ことが、オスの大切な仕事なのです。

スポンサーリンク

メスがリーダーなのはライオンだけじゃない?

ライオンの群れのリーダーは、オスじゃないの?

たてがみもあるし、体も大きいし、まるで“百獣の王”って感じがするから、そう思っていた人も多いかもしれませんね。

実は、ライオンの群れのリーダーはメスなんです。

群れをまとめるのは「家族のメスたち」

ライオンの群れは、母ライオン、姉妹、娘、いとこ、おばさんなど、血のつながったメスたちで作られたチーム

このメンバーが、長い時間をかけて信頼関係を育てていきます。

オスは数年で入れ替わることが多く、群れにとっては“途中から入ってきた存在”。
だからこそ、群れの中心はいつも同じメスたちなのです。

狩りも、子育ても、移動のときの判断も、メスたちが協力して進めます。
まさに、しっかり者のお母さんたちが支えているような感じですね。

メスがリーダーの動物は他にも!

「えっ?そんなのライオンだけじゃないの?」
いえいえ、実は他にも“メスがリーダー”の動物はたくさんいるんです。

たとえば――

  • 🐘 アフリカゾウ:群れの先頭に立つのは、通常は一番年長のメスです。
  • 🐺 ブチハイエナ:メスのほうが体が大きく、オスよりも力が強い。
  • 🐬 シャチ(オルカ):経験豊富な母親シャチが群れのリーダーとなり、子や孫たちを一生にわたり導く。

動物の世界には、「リーダー=オス」というわけではなく、その種の生活スタイルに合った分担があるのです。

スポンサーリンク

まとめ:ライオンのチームワークに学ぶこと

ライオンから学べること

  • 誰か1人がすごいから成り立っているわけではない
  • 協力し合って、役割を分担することが大切
  • 「目立たない役割」にも、大きな意味がある

ライオンの世界では、オスとメスで役割が分かれていることがわかりました。

メスたちはチームで協力しながら狩りをし、オスは群れを守る“ボディーガード”のような存在。

そして、リーダーとして群れをまとめているのも、長年一緒に生きてきたメスたちでした。

強いオスがリーダーだと思ってたから、ちょっとびっくり!

それぞれが得意なことを活かして、チームで支え合っているという点では、人間の社会にも似ているかもしれませんね。

タイトルとURLをコピーしました